集落の終活

2021年5月10日

 ネットで葬儀関係の記事等をいろいろ調べていたら、かなり前の日経新聞の「集落の終活を考えよう」という記事にたどり着きました。「集落の終活?」とちょっと興味を惹かれ読んでみました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49674400R10C19A9SHE000/

 ざっくりと内容をかいつまむと、若者たちがNPOを立ち上げて、将来の消滅危機にある過疎村に対し新しい投げかけをしているのです。巷では盛んに地域活性が叫ばれ、過疎をどう防ぎ地域を再興するのか!などがいろんなメディアでも取り上げられていますが、彼らの考えでは「どう考えても消滅が避けられない集落がある。そのような集落には無理やり予算をつけて地域活性を試行錯誤することが集落の人々にとって本当に幸せなのだろうか?それよりも消滅前提を受け入れて、将来消滅しても仕方のないものと、しっかりと次世代につないでいかなくてはならないものを整理して、安心して次世代を迎える(対象集落は消滅)ことが本当は幸せなのではないのか?」と投げかけているのです。つまり人の終活と同じ考えです。終わりあるものは、終わりを受け入れて準備をすることが最善なのではないのかという考え方です。

 

 私は、人口減少時代を迎えたいま高度成長期に肥大しすぎた住エリアを維持するのは無理だろうと論理的に考えるばかりで、その後の実際に起こりうるであろう現実問題についてはまったく考えたことはなかったので、20歳代の若者がそこに問題提起をして実際に活動を始めていることに大きな驚きを感じたのです。

 私たち葬儀業界では、終活が叫ばれ始めてかなりの年月が経つのではないでしょうか。その大事さは皆が理解していながら、実際にエンディングノートを書き、死後に対して整理をしている人はまだまだごくわずかだと思います。それはなぜなのでしょうか?やはり現実として受け入れたくないという生存本能のような感情がじゃましているのでしょうか?もしかしたら集落の終活も同じような状況になるのかもしれませんね。

 しかしりっぱな若者たちです!!平々凡々と無為に過ごしてる私は頭が下がるばかりです(笑)

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