セルフDIY家族葬は可能か?

2020年12月8日

 コロナ禍でご葬儀の規模縮小が加速しています。お通夜をせずに一日で本葬のみ行う一日葬の比率も上がっています。もちろん「密」を避けて感染リスクを低減することが目的の場合がほとんどではありますが、なかには元々お金をかけずに質素に葬儀を行いたいという考えの方々が、親族やご近所への配慮を気にせずできているという層も少なからずあるような気がしています。そんな中先日のニュースで「究極の価格破壊」ということで「一万円で自分で直葬」という記事がヤフーさんに出ていました。つまり究極のセルフDIY家族葬ですね。実際に可能なのでしょうか?
 

 葬儀のプロとしての結論から先に申し上げますと、「可能ではありますが、大変ですよ!」というところでしょうか。「可能ではありますが・・・」と付けましたのは、対象者の方の余命が早くからわかっており、セルフ葬でやることも問題ない状況(親族の了解等)まで環境整備が出来て、必要なもの(棺/骨箱等)を事前に準備して、役所/火葬場手続き等必要知識も事前に勉強習得できていればということです。それでも更に大変なのは、ご遺体の搬送、ドライアイスの調達充当でしょう。ご遺体搬送で大変な場合があるのは、ご遺体を大きく動かすと体液/血液が出ることがあるからです。自家用車や安置先(ご自宅等)に万全の養生をしておく必要があるでしょう。またドライアイスは一般の方々が気軽に買える小売店がご近所には普通ありません。通販で買うことは可能ではありますが、早くても翌日着ですし、必要な量、ご遺体へのあて方など、これも事前勉強が必要です。

 

 そこまで前向きに勉強と準備を「親しい方の死」のためにできるモチベーションが普通のかたであれば持てないと思います。おそらく全国の葬儀業に従事されている方でもほとんどの方が葬儀社に依頼していると思います(まぁ自分が勤務する会社への手前もあるでしょうが)。ご遺族はただでさえ心のダメージを負っているところに親族の対応もされたりする中で、そんなに大変な段取りをすることは現実的には難しいのではないかと思います。ですから「可能ではありますが・・・」というのは「理論上は可能です」と読み替えていただくのがいいかと思います。

 

ご参考までに。

 

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