終活特集テレビ番組

2019年4月5日

 昨日、NHK総合テレビの午後7時半からの「所さん!大変ですよ」という番組で、「“終活”最前線 棺(ひつぎ)が家に届いた」というサブタイトルの終活特集をやっていました。NHKのそれも平日とはいえゴールデンタイムにやるのですから“終活”も本当にメジャーになってるんだなぁという感を強くしました。なかなか興味深いエキセントリックな取り上げ方でしたので、ちょっと内容をご紹介したいと思います。
まず最初は、
・お子さんがいらっしゃらないご夫婦の奥さんが、将来の自分の葬儀に備え「棺」をネットで購入し、普段は着物入れとして使用しているという終活についてでした。弊社でも特に身寄りのない方、お一人暮しの方等への任意後見から日常生活支援等までの事前相談に力を入れていますので、自分が一人になったときに誰にも迷惑をかけないための準備をしたいちうお気持はよくわかります。
次は、
・マイ骨壺
なんとマイ骨壺を作る陶芸教室が開催されていて、映像では結構な人数の方が楽しそうに骨壺を作っていらっしゃいました。その中の80代の男性がかなりデザイン的にも凝ったマイ骨壺を作られていました。横面には生前のメッセージも書かれていました。お子さんや後世のご子孫へ言葉を残す意味ではおもしろい取り組みですよね。

 両方の終活ともテレビ番組としてはおもしろい内容だなぁと思いますが、さすがに30分番組ではあまり突っ込んだことは紹介できないのかもしれませんが、はたから見ているといろいろと心配なことがありました。
 「棺」を事前に用意することは葬儀屋さんに頼むより安価に購入可能という意味があるのかもわかりませんが、葬儀自体をセルフで考えていらっしゃるのかなぁと・・・。実は葬儀屋の私が言うのもなんですが自分が亡くなった場合には子供に高価な葬儀費用を負担させたくないので最低限でとの想いからセルフ葬の可能性について考えたことがあるのですが、さすがに私の家内や娘たちが自分達で遺体を自家用車で運んだり、火葬手続きを役所にしたり、火葬場の予約をしたりというのは無理だろうなぁと。そうなるとやはり葬儀屋さんに頼まざるをえないだろうなぁと考えたことがあります。その場合棺と骨壺と位牌だけセルフで準備しても手間がかかるだけだなぁと。

 最後に紹介されていたのがエンディングノートについてですが、出演された方はお母様が生前にエンディングノートを書かれていたのですが、いざお亡くなりになった時にはそのノートの保管場所がわからず故人様の意に沿うことができず後悔された経験談でした。まさにこれが終活の本質だと思います。もっとも大事なことはエンディングノートに書かれている内容を生前から家族で共有しておくこと。もちろんノートの保管場所もです。「書く」ことが大事なのではなく、内容を家族で話して十分に理解をしてもらって共有しておくことですね。それが一番故人様の意に沿えることになるのではないでしょうか。

 なんてことを考えながら番組を見ていました。でも結構おもしろかったですよ。