家族葬の費用は高いのか安いのか?

2020年4月22日

 ネットに興味深い記事が出ていました。タイトルは「総額32万円だったはずの葬儀費用、なぜ200万円に膨らんだか」となっています。ある喪主様の後悔を例に書かれていました。記事の内容はさておき、これは過去にも書いたこともありますが再度、家族葬にすれば費用は安く収まるのかどうか?について書いてみたいと思います。

 家族葬の本当の目的は身内の人間だけで心を込めて故人様を送ってあげることができるという点です。会葬者が100名も200名もいたらその対応だけで疲れ果ててバタバタしている間に故人様のお顔をゆっくりと見る時間もないうちに骨になってしまっていた・・・なんてことがないようにです。しかし会葬者が少なければ費用が安くすむだろうとの考えから費用を抑えるために家族葬にするご遺族もいらっしゃることは確かです。

 ご葬儀の費用は大きく分けて、
1.お式の施行費用
2.参列者への振舞飲食費用、会葬返礼品等の費用
3.お布施等宗教者への費用
の3つです。

 まず最初に気をつけなければいけないのは、セレモにー椿でもそうですが、大方の葬儀社では1.の施行費用をチラシ等で記載していますが、その料金には2と3の費用は含まれていないという事です。これは参列者の人数次第で総額も変わりますし、料理等もどの程度の振舞にするかはご遺族の判断次第です。また宗教者へのお布施等は葬儀社はタッチできませんのでやむを得ないのですが。先の記事にあったのも喪主様が驚かれたのはこの飲食費用が最初に提示された料金とかけ離れていたことのようです。葬儀社からしっかりとした説明があったのかどうかはわかりませんが。ただ2と3の費用はどこの葬儀社でやっても大きくは変わらないでしょうから別料金だということだけ理解しておいて打合せで金額を確認することが大事です。

 次に1の費用です。結論から言えば、家族葬であっても一般葬であっても、やることは同じですからそんなに大きくは変わりません。ただ大規模葬になるとスタッフも増やさなければなりませんし、施設もそれなりの大きな箱が必要ですからその費用はかかってきますが。弊社で言えば、家族葬専用ホールですので最大30名程度迄ですが、30名でのお式でも参列者数名でのお式でも料金は変わりません。すべて同じ施設で同じスタッフで施行させて頂きますので。つまりは、家族葬にするから費用が抑えられるということはあまり期待されない方がいいと思います。

 最も大事なことは1の施行費用は葬儀社によってかなり違いがあるということです。また葬儀社によっては打合せで価格アップになる提案を次から次へすることで総額を大きくしようとする葬儀社もあるということです。これは普通の業界で考えれば価格アップを提案することは至って当たり前のことなのですが、私たちは葬儀においてはご遺族様がしっかりと価値を判断できない中での価格アップ提案はすべきではないとの考えから、ご遺族様から望まれない限りはご提示のコミコミプラン料金だけで施行できるようにしてあるわけです。

 最後に一点、実は最も気になる点はお金の手出しがいくらになるのか?ということだと思います。つまりは参列者が多いほど香典も多くなります。家族葬だと当然少なくなるわけです。ということは振舞等の費用含めた総額だけで判断するのではなく、香典で補える費用も含めて考えることが大事だということです。そうすると家族葬だから手出しが少なくなるかというとそうも言えない事もあるわけです。ただ一般的に言えば総額については、やはり家族葬の方が抑えられるのは当然ですが。

 葬儀についてはわからないことが多いと思います。ご心配なことがあればご遠慮なくいつでもご相談ください。